申込手続きから卒業までの流れとは?卒業検定の合格率はどのくらい?
合宿免許を使って運転免許を取得したいと思っているけれど、どういう流れで免許を取れるのかがわからずに悩んでいる人もいるでしょう。悩みを払拭できるように、申込手続きから卒業に至るまでの概要と卒業検定の合格率の実態について紹介します。
申込手続きから修了検定までの流れ
合宿免許に申し込むときにはインターネットサイトや代理店の店頭を使うことができます。学生の場合には生協などの窓口でも取り扱っていて、各社のプランの特徴を説明してもらいながら決めることができるでしょう。教習を開始する日を決定し、氏名などの必要事項を記入した申込書と教習料金を支払えば申込は完了です。
当日になったら集合場所に行きますが、教習所に現地集合になる場合もあれば、最寄りの主要駅近くなどに集合して教習所にバスで移動するといった場合もあるので気をつけましょう。教習所に到着したら窓口で入校手続きをすることになり、申込のときに渡された書類や住民票、写真などを提出します。そして、その場で合宿期間中の心得やマナー、ルールなどについての説明を受け、教習開始の時間まで待機することになるのが通例です。
そして、その日に入校する人が集まった時点で視力や聴力などの適性検査が実施され、終了後にはすぐに先行学科の受講をすることになります。先行学科の受講を終えたら第一段階に入り、一日二時限の技能教習と並行して学科教習を受けていきます。一通りの教習を受け終わると技能教習で見極めがおこなわれて、合格すれば修了検定が実施されるというのが一般的です。
修了検定合格から卒業までの流れ
修了検定を受けて合格することができたら、次に仮免許取得のための学科試験を受けます。50問の選択式問題が出題され、そのうちで45問以上を正答できれば合格です。修了検定も仮免学科試験も不合格になっても受け直すことはできますが、それによって教習期間が長くなることは念頭に置いておきましょう。
仮免許を交付してもらうことができたら第二段階の教習が始まります。路上教習を中心とする技能教習を一日三時限受けつつ、学科教習も受けていくことになります。そして、最後に見極めをしてもらうという流れは第一段階の教習と違いはありません。
第二段階の見極めは卒業検定を受けるためのもので、路上での試験を受けて合格すれば卒業証明書を発行してもらうことができます。卒業検定に合格したら卒業式がおこなわれて無事に卒業になるというのが一般的な流れです。この後、自宅に戻ってから免許センターなどの試験場で本免許学科試験を受けて合格すれば運転免許が手に入ります。
卒業検定の合格率はどのくらいなのか
順調に合宿免許のスケジュールをこなしていくことができると普通車の運転免許は16日か17日、AT限定であれば14日か15日で取得できます。しかし、卒業検定に合格できずに何日も延びてしまうケースも多いのではないかと懸念する人もいるでしょう。卒業検定の合格率がどのくらいかは気にかかる点ですが、教習所によって合格率には違いがあり、公表されていないこともあるので一概に言うことはできません。
ただ、合宿免許の広告や教習所のオフィシャルサイトなどに記載されている公表値を見てみるとおよそ98%以上になっています。高い場合には99%以上、低くても95%以上といった程度なので、ほとんどの人が一発で合格していると考えられるのです。
ただ、本当に誰でも合格できるのかというとはっきりとは言えません。どんなに腕が良い人でも運が悪いために不合格になってしまうこともあります。誰が考えても避けられないようなタイミングで飛び出しに遭ってしまい、教官にブレーキを踏まれるといった事態も起こり得るからです。
そのような不運の不合格を含めてわずか2%前後しか失敗していないということを考えると、合宿免許を使えばスムーズに免許を取れると期待できるでしょう。合宿免許では都会から離れた場所での教習の場合が多く、路上にあまり人がいないことが多くなっています。不測の事態が起こりにくいという点で合格しやすい可能性はあるでしょう。
合宿免許は事前に申込をして入校日を決めておき、当日に集合場所に向かえばあとは指示された通りに動いていけば最終的には卒業までたどり着けるように上手にプランが立てられています。代理店などで申し込んで指定の日時に集合場所に行き、受付で入校手続きと適性検査を受けたら教習が始まるというのが一般的です。
第一段階の教習を終えたら終了試験と仮免学科試験を受け、両方に合格したら第二段階に入ります。第二段階を終えると卒業検定を受けることになり、合格したら卒業証明書をもらうことが可能です。このような流れでスムーズに進めば二週間から三週間くらいで卒業できますが、卒業検定の合格率も98%以上という教習所が多いので安心でしょう。