失敗しない合宿教習所の選び方やポイントとは?
合宿免許で運転免許を取得しようと思ったときにはどの合宿教習所のどのプランを選ぶかが重要になります。選び方を間違えてしまって散々な目に遭ってしまう人もいないわけではありません。どのようなポイントを押さえておけば失敗せずに済むのかを確認しておきましょう。
実績を確認して安心できるところを選ぼう
合宿免許の教習所を選ぶときに最も重要なのは、本当にその合宿プランを利用して予定通りに卒業できるかどうかを見極めることです。
たった15日で免許を取れるというセールス文句に目を奪われて申し込んだ結果として、実は20日もかかってようやく卒業できたというケースもないわけではありません。基本的にプランの紹介記事に書かれている合宿期間は最短のものになっていて、AT限定の普通免許なら15日、MT車であれば17日が標準です。
ただ、誰もがその日程で免許を取得できるわけではなく、遅れてしまうことがあるので気をつけなければなりません。典型的なのが修了検定や学科試験で不合格になってしまって二段階目に進めないというもので、何度も失敗を繰り返してしまって数日を無駄にしてしまうこともあります。
また、卒業検定で失敗をするケースもしばしばあるので注意しなければならないでしょう。教習期間が長くなると宿泊費や食費の負担が大きくなるだけでなく、後に予定がある場合には教習を断念することにもなりかねないので重大なポイントです。
この点で重要になるのが教習所の実績で、教習生が予定通りに卒業できている割合がどのくらいかを比較してみるのが大切です。腕の良い教官が指導してくれていれば合格率が上がるのは確かで、どれだけ優秀な教官が揃っているかが実績に反映されています。しっかりとした実績を持っている教習所を選べば安心して教習に向かえます。
プランの詳細を見て不満点がないかを確認しよう
合宿免許のプランを選ぶときにはできる限り詳しく内容を確認しておきましょう。料金が安いからこのプランにすると安直に決めてしまう人もいますが、それが原因で失敗したと感じてしまうケースも少なくありません。例えば、あるプランは三食付きになっていて食事に困ることはないものの、別のプランでは自炊できるようになっていて料理を楽しめるようになっていることもあります。
また、相部屋になっているプランもあれば、一人部屋を提供してもらえるプランもあるでしょう。合宿教習所によって宿泊施設にも違いがあり、教習所に付属している寮を使う場合もあれば、近くのホテルやペンションに泊まれるものもあります。
この他にも土日は休日になっていて教習を受けられない代わりに観光などを満喫できるケースもあれば、土日もびっしりと教習が入っていて遊ぶ余裕はあまりない代わりに期間が短めになっているものもあるのが実態です。プランの細かな違いによってオリジナリティーを出そうとしている場合も多くなり、よく詳細を見てみないと違いがわからないこともあります。
ベストなプランを選び出そうとするとかなり大変になりますが、不満点がないかを確認するだけならそれほど時間も労力も取られずに済みます。プラン内容の違いによって教習料金にも差異があることも考慮し、納得できる内容と価格のバランスが取れているものを比較して選び出すのが肝心です。
トータルでかかる日数と費用を考えて決定しよう
できる限り短い期間で免許を取りたい、教習にかかる費用を最小限に抑えたいという気持ちで合宿免許を使う人は大勢います。その人たちが失敗したと感じるケースとして、想定していた以上に日数がかかってしまったり、費用がかさんでしまったりするのは典型的です。
合宿免許の料金や期間は広告に記載されているものをそのまま鵜呑みにせずトータルでいくらかかるか、何日かかるかを考えて選びましょう。例えば、遠くの教習所を選んでしまうと受付時間に間に合うように行くには前日に出発しなければならず、帰ってくるのも日を跨いでしまうこともあります。
また、料金については何が含まれているかを考えるのが重要で、宿泊費と交通費、食費が全て込みになっていることもあれば、逆に全部別料金ということもあるのが実態です。特に料金については安いと思っていたのに現地で料金が余計にかかってしまうケースもあるので気をつけなければなりません。
プランの比較検討をしている段階で、合宿中にかかる費用のどのくらいの範囲が教習料金に含まれているのかを調べて比較するようにしましょう。
合宿免許の選び方で失敗しないためには予定通りに教習を終えられるようにしつつ、余分な料金がかからないようにするのが大切です。移動も含めてトータルで何日かかり、費用がどのくらいかかるかを見積もったうえで各プランを比較するようにしましょう。
また、実績があって確かに日程通りに教習を進められる可能性が高い教習所を選ぶのも肝心です。合宿免許は競争が激しくなっていて、プランの差別化を図る傾向があります。詳細までよく確認して不満に思うところがないと納得してから申し込むようにするのも失敗しないためのポイントです。